ランチェスター戦略のひとつに
ミート戦略
ってのがあります。
弱者の戦略ってのはすべからく強者の戦略と表裏たるものでありまして。
例えば戦地(市場)を俯瞰したときの縮尺と対戦相手の戦力(規模)の相関によっては、同じ兵器(商材)ならば必ずしもこちらは弱者ともあちらは強者とも言い切れないところがあるのでございます。
簡単に説明しますと…!
(個人的見解の為、内容に何ら責任は持ちません笑)
ここに全国的に有名な2つのFC事業があるとしましょう。
まず、市場(マーケット)の縮尺を小さくしてみます。
あるフランチャイザーは様子をみる(市場特性調査等の)意味も含め、ある地域のある企業を通じ加盟店(フランチャイジー)として地方に新規開業していた。
もう一方のフランチャイザーは、地元の有力企業を通じ後から開業する。その有力企業は、他事業ではすでに地元の雄としてシェアを獲得している。その企業としての新規事業である。先ずここで一騎討ち戦略が発動する。後発の企業は、グループ企業としてのネームバリューを武器に地の利や信用性を発揮しこの戦いに勝つ(だろう)とする。
はい、後者企業はすでにここから強者の仲間入り笑
これからは侵略者(他の同業)達を迎え討つのみ。また状況が許せば近隣市場開拓拡大もよし!
同業他社が再度攻めてきても慌てない。相手が斬新な販促すればちょっと変えて同じことをしてよい。斬新なプライスを出せば、できる範囲で対戦してよい。とにかく、似たような感じで対応してれば、市場感情を先取(コントロール)した方が勝つ。占領した地域を守るために撃ってきた分撃ち返せば利はこちらなり。
ざっくり言っていいですか?
これ、ミート戦略ってことです。
バッターがバッティングで軽くミートするってやつ?笑
パクリは心が痛むかもしれないが、斬新に斬新返しはいらないのです。ちょっと進化させるくらいがお客様を置いてきぼりにしなくて喜ばれる。
これは強者なんです、弱者はモロにパクリ疑惑でソッポですねぇー😃
では縮尺大きくしてみますか…。
そうなるとこの地方の雄もスパッと弱者になります。兵器が同じなら戦力の大きい企業はあちこちにありますので!
こうなると自分の市場を守らないとなりません。
強者はえげつないよ。しかもやってることは先述した強者の手法ですからね。
大手が地方の零細企業のニッチ事業が当たってそこそこ伸びたとしたら、情報戦略活用しアッという間に同じコンセプトの事業を起こすところなんかそのまんまです。
しかも○○グループの△△△専門店なんて名前つけたとたん、資金力に物言わせ、企業規模に物言わせ、ドカドカと市場荒らしてレッドオーシャン笑
そしてある程度稼いだらドカンとコンセプトチェンジも惜しみなくやります。これ、強者の中の強者ですね。とにかく資金っていう大砲はマーケットのピンポイント戦闘はさすがに精度低いけど、大まかに吸い取るところ定置網レベルですね。
それに負けないようにするには地域の戦闘だけは負けられない。
だから余計な戦闘避けたいからエリアフランチャイジーって仕組みで身内の競合を避ける必要あるのですね。
ちなみに、戦略って…
戦いを略す
と書きますよね。
勝つためではなく、無用な戦いをしない!
戦うなら最低限の被害で済ませる。
まさに…
出鼻をくじけ‼️
ってのは戦略のひとつの捉え方ですね。
さて、今日はこんな感じで、ちょっと乗り物酔いしたので、また次回🖐️