融資ってね、もちろん借金なんですが、その意味合いには3つくらいの要素があるんですね。
ひとつには何かの為に手元の資金確保すること。貸借対照表的には負債が増えるわけだけど、その分現金もちゃんと保持してあれば、それは(例えば)会社が傾いた時の補填とかにはとても強力ですね。そもそも会社がヤバいってなると、融資そのものも渋られたりしてさらに現金不足になりますから。そういったことで、まぁタンス預金みたいなもんです。
ふたつめには投資。投資って言っても社内における設備投資等の事業投資です。これは先の展開を期待する融資ですので、融資の中では明るい融資って言えるかな?まぁ、内容によってですが…。
みっつめには赤字補填融資。焦げ付き回避のとても怖い融資です。そもそも業績が悪化して起きた赤字となれば、そもそも返してくれるのか?ってなりますよね。だから丁寧な返済計画を求められますからなるべく避けなければいけない融資の筆頭です。単なる自転車操業からの火の車状態に最も陥る恐れがありますから。
銀行等が決算期に業績かさ上げの為にとりあえずちょっと借りてくれませんか?なんて時は、そもそもそういう話は安定した企業にしますし、さらに安定した企業はそのお金があろうとなかろうと影響無いんだから、それこそお付き合いでわざわざ金利付けて借りてあげちゃったりするわけ。
そういうことしてあげても、いよいよ会社がヤバいってなったら貸してたお金をどこよりも回収しようとする時もあり。
よく言う「晴れた日に傘をささせるのに雨の日に傘を取り上げる」ってやつです。
まぁ、単なる半沢直樹の世界だろ?とも言えない現実…普通にあります。
ね、だから借りれるうちは借りちゃうってのも立派は資金戦略です。
今日はここまで🧐👌