「ステーキけん」井戸実が明かす“大手チェーンの逆鱗”に触れてからの現在地(bizSPA!フレッシュ) https://news.yahoo.co.jp/articles/d9299fac96bdff858f2a694943d03c2f92d1f55a
大手チェーンの逆鱗云々というところはさておき…
絵に描いたように完全に強者の戦略に飲み込まれたという教科書のような衰退劇であります。
大手チェーンを甘く見た発言が原因だとおっしゃってますが、そこは実は小さな要因に過ぎす、やはりここでも過剰出店により拡大し過ぎた為に狙われたとも言えましょう。
わかりやすいコンセプトは真似しやすいコンセプトなのです。
真似しにくい何かを必ず最低でもひとつは持っていないと、そりゃ大手にとっては私達の為に代わりに考えて教えてくれたのね~って感じにもなりかねません。
低価格ってのは、後発の仕組みより既存で勝る大手が抱えるサプライヤーの得意中の得意…言い換えれば、相手の火力を知らず真似したのはステーキけんの方なのですね。
侵攻しづらい地域をひとつ完璧に形成し、そこからジワジワと時間をかけて攻める弱者の戦略、真似できない何かひとつの売りをもとに展開するこれも弱者の戦略、真似をさせるだけさせて戻ってくるのをジッと待つ財務戦略さえ弱者の戦略なのです。先行コンセプトであるステーキけんだからこそできる弱者の戦略をすべて放棄し、ファミリーレストランチェーン展開としては後発なのにプライス戦略を中心としたコンセプトでは、強者の獲物にそりゃなりますよね。
ステーキやハンバーグなどのドン・キホーテやステーキ宮やフライングガーデン等とステーキけんやいきなりステーキ等との違いとは何か?
市場規模に合わせた強者と弱者の戦略選択ができているかどうか…ですね。
店ってつくればすべて整い叶うものではないのです。その後ろではたくさんの形成整理しなければならない事情が潜むのです。
そこが勉強のしどころなのかもしれませんね。
今日はここまで😁👍