令和だけども!「24時間働けますか?」の精神で働いていた50代経営者…自らの働き方を見直すきっかけになった若手経営者からの“耳が痛い”ひと言とは?(THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)) https://news.yahoo.co.jp/articles/c1630b5cb2b0ad580ae2837e09d5dbc052172973
私も、時代の変化に対応するのには時々苦労することもあります。私も50代経営者ですので笑
俺の時代はこうだった…
我々はこうして乗り越えた…
我武者羅に時間を過ごした、つまり経験を積んだ人ほど、どことなくその経験を活かしながら、いや経験のみを頼りに新たに起きた問題を解決しようとしたりすることも多いのですが、これが変化した時代にそもそもそぐわないことも多々ありまして。
おかげさまで私も仕事柄となりましょうか、なんとか変化に対応できてはいる(と思っている)のですが、私の上の世代の方々は、もう頭がカチコチな方がほんとに多いって感じるのが日常的で、ここに時代ってのがほんとに変化してるなあと感じるわけであります。
確実に時代は変化しています、グダグダ言うより読み取って対応できなきゃ生き残れないのであって、背中の見せ方なんて変わりました!経験だけに頼るより知識も蓄えて、経験と知識のハイブリッド経営しないと今の時代はすぐに篩にかけられちゃうのです。
◼「誰が正しいも時に大切だけど、もっと大切なのは何が正しいかですよ!貴方が俺が正しいと言い続けると、もっと大切な何かを永遠に会得できないんですよ!○○というやり方の方が生産的ではないですか?ずっと△△でやってきて問題無いんだから変える必要が無いって聞きましたがそれを押し通すと決して進歩や成長は無いですよ!やってみて決めたらいいでしょう。貴方が若い頃とは生産人口が違うんです。多くの人間で起こした生産を、今は少ない人数で更に生産しなきゃならない。あちゃこちゃやれる余裕が無いんですよ。貴方の考え方では若い人財への負担が増すばかりで、若い人はもっとこの業界から距離を取りますよ!」
◼「特にやらなくても良いけど、やれば上長が喜ぶ…それは貴方がやるべきことをすべてやり終えてからやるなら一向に構いません。社内営業を否定するつもりも無い。しかし、本来やるべきことをすべて若い者任せにして、僕やってます!と言わんばかりに上役の目に入るところでやってること(かつ、本来はその部署では手をつけてはならない越権行為)で、逆に貴方のフォローをしている若い者達が、気が利かない奴らだと思われるのはおかしくないですか?上役もやらなくていいと言わねばならないが、せっかくやってくれるならやらせとこうとかも問題ですがね。」
この2点は昨日、私が発した本当の言葉であります。
あまつさえ、どうでもいい仕事(ブルシット・ジョブ)をとても好む、元管理者の再雇用おじさんで、元々上司だったものだから、若い者達が遠慮して気を遣っていて、まぁ生産性が下がる下がる。若い者達だけの日の方がすごく業務がスマートなんだという相談からバイジングしてみたら、もう明確に問題点が浮き彫りになりました。
権限委譲が有名無実になるとこのような弊害が起きます。権限がどうというより拡大解釈甚だしく、いつまでも自分のやり方が正しいとあまつさえ直の上長のマウントとってる始末。私は好きな言葉じゃないんですが、心を許してくれてるのかそこのスタッフが苦笑いしながら「こういうことやってるから老害って言われちゃうんですよね」という一言には、私も反論できませんでした笑
つまり、記事では社長という立場における権限委譲というお話が出ておりますが、これは何も経営者だけが陥る穴とは限らないというお話です。
経営者側が、どれだけ仕組みを整えて権限の範囲とその決裁権を委ねても、中間管理職やそのまた配下のどこかにおいて、保身や変化を嫌う者がその組織的かつ仕組みの効力に対しブレーキをかける場合もあります。こいつらは歯石の如く、知らないうちにこびりついて離れないのであります。
つまり言いたいのは、権限や決裁権というものは、その企業の在り方(パーパス、ビジョンなど)に併せて作成することが重要であって、明確な組織の線引き(役職や考課)をもってしても十分な効果は得られないのであります。企業の在り方を無視するものは、例え優秀でも弾かれるという仕組みです。
そうしないと結局はその管理者の人格や個性に影響されてしまう…そうなると、役割の分担とこの効果を見張らなければならないので、ここも企業のトップが管理しようとすると他のやるべき細かいところまで目が廻らないとなるのです。そこでスーパーバイザーたる卓越した傍観者が必要となるわけであります。
私、この記事に反目するつもりは毛頭ございません。むしろ大共感であります。
ただ、経営者へ向けての視点、組織に対しての視点、それは同じようであってちょっと違う、分野みたいなもので、お医者さんに例えるなら、内科の専門と外科の専門みたいな…医師免許は同じでも専門が違うってことで、せっかくなので、その組織における鬱血もあるのですよ、というお話でした。
今日はここまで🙄👍