料理に「“あたり”をつける」という言葉があります。
今は言わない?たぶん今も使われてると思いますが…。
和食、洋食、中華、エスニックetc…その出汁や塩加減、ソースの出来などの味見をすることの日本における業界用語ってところでしょうか。
新型コロナウィルスに振り回されて早一年となりました。
もちろん発病したら、軽症から命に関わる一大事までその症状は様々のようですが…これ、怖いのは発病だけではありませんね。
闘病の甲斐があって症状の改善がみられたとしても、その後遺症に悩むことが結構多いらしく。
中でも飲食で働く人にとって強烈に致命的なのは「味覚障害や嗅覚障害」です。
料理を担当する人、商品開発する人…仕事になりません。
あたりがつかないんですから…。
しっかりしたレシピとその料理の特性から味見をしないで提供できる料理もあるでしょう。
でも、塩加減や出汁加減でその味が変わりやすい料理は毎回あたりをみるのは必須です。
パスタなんて何度作っても微妙に塩加減が変わります。これで変わるの?ってくらいちょっとの塩足しで味変します。繁盛店で料理する人は何度も皿毎にあたりみてて昼飯いらないってくらいお腹膨れます。
そんな仕事をしてる人が風邪なんかひいたらすぐに交代!商品開発も同じことで、体調崩していて味の開発なんてできません。
それが後遺症となり、治療や完治も確立できていない現状…もうお先は真っ暗闇となります。
心理学的に人間には正常性バイアスという本能があり、どことなく「自分は大丈夫」と思うものだといいます。
食べることは生きること…味覚と嗅覚を守る為にしっかりと予防に努めましょう。
今日はここまで😳🖐️