人手不足倒産、前年度から「倍増」 特に2024年問題に直面する建設・物流業で急増(帝国データバンク) https://news.yahoo.co.jp/articles/21425c428022d8df0953c360b9a3412edb563e17
世では、大手企業のベアが高騰しているとニュースが賑わっておりますが、実態として満遍なくアップしているわけではないのが現状です。
倒産件数も多岐にわたる業界で上がり続けておりますが、原因はひとつではありません。
飲食業界で言えば小麦粉に代表される各種原材料等々の高騰によるダメージが広く、物流業界で言えばなんと言っても燃料費のパンチダメージは受けきれないところが多いです。
価格転嫁できるかどうかは、本当にまだまだタイミングを見計らっていかないと中小には揉み返しが強すぎます。そんな矢先、大手総合スーパーが軒並み合わせたようにPB(プライベートブランド)日用品の値下げを発表し、原材料高騰による物価高に逆噴射をかけてますが、このシワ寄せは一体どこに負わせるというのでしょうか。モノ不足で輸入頼り日本経済において…。
殊に生産性のある世代が減少している昨今、とにかく人手不足は深刻であります。
まして後継者や従業員不足による黒字倒産って、ボーッとしていると一瞬意味がわからないですよね。
昔の黒字倒産の要因と言えば、帳簿上黒字だが資金のショートで身動きが取れなくなったってのが代表的でしたが、今は人手不足で…ですよ!
そんな中…法律の厳格化により始まったいわゆる2024年問題。
原材料費や燃料高騰は、ある程度政治が介入して調整を計ってくれますが、2024問題についてはずっと前からこのままでは立ち行かなくなると業界全体ではっきりと声をあげているのに、まぁ様子見視点でこの日を迎えまして…早速バッチバチとあちらこちらで摩擦焦げ臭が立ち上っております。各業界だって、やっているところはそれなりに対応してきたんですよ、でも大手のようなでっかい投資を背景としたオペレーションチェンジなんか中小零細企業にはやすやすとは手が出せんのです。
飲食となると高齢者がどれだけ増えようが、お口に入れる食べ物の量は短期的には激増激減はしませんから、とにかく動いている全体量からいくら手に掴むかという業界全体でのそれぞれの戦いができますが、建築、医療、物流、介護等々の世界では、需要は上昇を続け、人手は減少を続け、そして何とか頑張ってグレーゾーンの中で無理矢理対応してきた業界の功労者達に…
はい、時間は守って!守らないとペナルティだよ~!
と、まぁ現状解離も甚だしいのであります。
そして報酬は増えてないのです。名目横ばい、実質減少!
実態として増えているのは主に一部の製造業。
怖っ!日本、怖っ!
ってしみじみ感じます。
私は飲食関係も物流関係も一部を業務として担っておりますから、こういうデータのようには絶対に負けたくありません。そりゃ人間ですから読み間違うこともよくあるし、意見も多様なほうが選択肢が増えてやりやすいですから、知識としては受け入れますけど笑
人間も経営もたまには失敗めいた結果こそ出しますが、私なら失敗は経過の一部と割りきって切り替えます。そして良し悪しに関わらず一応の結果が出ても気を抜きません。結果は次へのステップに行くサインに過ぎないと考えますね。
とまぁ、負けん気があるうちは、なんとかやっていけるでしょう、私のような極極極小零細事業所でも笑笑
数字は時に良く読まないと仮面を被る時があります。倍増なのかもしれませんが、これはほとんどこの業界人なら読めていました。
コロナ禍と法律の締め付けに泣かされた5年間という歴史が後々語られていくことでしょうね。
とにかく絶対数が足らない上に対象は増加している…そこに法律で締め上げたことへの悲鳴も、実際に実体としてあるということです。
今日はここまで😭👍