気分は常々(じょうじょう)

晴れても雨でも今日はやっぱり素晴らしい!考え方ひとつで気分は常に上々!

値下げと値引きとおまけ…🤔🙄😄

突然ですが笑

 

販売促進(セールスプロモーション)ということについてちょっと触れましょう。

 

販売促進=消費者の購買意欲を刺激して購買行動へとつなげる活動の総称で、その目的は3つあります。それは認知、促進、再販(リピート)です。販売促進は「買ってもらうための働きかけ」の包括的表現であります。

 

なんと言っても先ずは企業側の存在や商品等を認知してもらわなければ進めません。新規オープン、改装オープン、新商品発売、これらはすべて知ってもらうことから始まります。

次に、商品を認識した消費者が対象の商品を必ず購入するとは限りませんよね。その商品は購入するメリットや他社商品よりも優位性があるか等を検討します。そこで、心理的なハードルを下げるための割引クーポン発行や、ノベルティによるお得感の演出、期間限定のキャンペーンで限定性をアピールし、購入の後押しをすることも販売促進の手法のひとつです。まさに商品を認知した消費者に対して購入・消費をめる目的といえるでしょう。

販促のターゲットは新規顧客だけではなく、既存顧客に対してリピート購入を促すことも必要です。というよりここが重要ということですね。新規も既存のリピートも数字上の売上貢献度は変わりませんし、となれば商品の良さをすでに実感しており、商品を提供する企業に対して信頼を寄せている既存顧客への、再販による継続的な売上を確保するということは重要な戦略となります。過去に自社商品を購入した履歴のある消費者に対してリピート購入を促し、継続的に利用してもらうよう働きかけていくことは、企業規模に関わらず販売促進の大きな目的です。とはいえ目的への執着が行き過ぎ、手段を増やしすぎたり複雑にしたりすると、既存客だからこそ比べるものがある分だけ、何が得と感じるかを逆に迷子になってしまわないようにすることも重要です。ここを埋めるのが「営業」です。後に述べます。

 

マーケティングは「売るための仕組み」の構築を指す言葉です。

例えば、大きな工業地帯にお弁当屋を開業を企画したとします。近隣工場の従業員数はおおよそ12,000人。社内食堂に飽きた従業員や独身の従業員が相当数あって昼食難民も存在すると聞き、近くに自然派の弁当店が無く、ケータリングカーによる弁当販売が成立している。立地と商品によってはかなり利用価値が高いと見込む。定番と日替わりの構成で昼だけの営業、半自動会計と片流れ導線の設計により袋詰めもお客様、11:30~13:30分程度の販売時間で350食販売、魚関係を充実して近隣コンビニとの差別化。また利用回数によって特典を付しリピート確保、工場単位で特別割引キャンペーン…等々。

とか笑

 

売るための仕組みの中には、消費者の購買意欲を刺激することを目的とした施策も含まれているでしょう。販売促進はマーケティング施策のひとつであるともいえます。

 

ちなみに、販促キャンペーンにも種類(的?)なものがあります。

印刷関係の人が詳しいかと思いますが、景品表示法ってのが裏にあって、そのために生まれた概念ですが、参考にはなるかと思います。

 

オープンキャンペーン…その企業や商品を利用した人でなくても参加できる。チラシとかネットやフリーペーパー等におけるサービスを利用して認知やきっかけを得る手法。

 

クローズドキャンペーン…その企業や商品の利用にて得た特典や権利によって発生する消費者のメリット。ポイントカードや会計時に渡される割引券等。

 

リピーターの獲得には断然クローズドキャンペーンが有効です。換言すれば、クローズドキャンペーンに注力する企業はリピーターを大切にしているとなりましょう。景品表示法は主にこちらの規制がきついです。

 

ということは…

 

クローズドキャンペーンの実績、つまり結果が出ているということは、企業側もわざわざ縮小するキャンペーンではないということです。しかし、長期打ち出しは必ず反応が鈍ります。消費者が慣れてしまうのです。慣れる前に退く、忘れたころに再度打つ、が最も効果が持続するとも言えますね。それでも効果が減衰するとなれば…そうです、いよいよ売り手側の問題となります。商品価値やサービスレベル、コンセプトメイク等々。ここは見極めが難しいですが、放置はできません。そこを探り必要に応じフィードバックするのも大切です。

 

よく、役職役割として「営業」ってありますよね。この営業さんって、言わばこの販促とお客様の橋渡しですね。そして販促においてはお客様への背中のもうひと後押しの役目、販促効果の肌感のフィードバックといったところであり、実際の分析は他のやるべき人がやればよろしいかと。ここでの主役を飲食店でいえばホールサービス、とりわけレジやお出迎えの担当さんでしょうかね。

 

いよいよ表題のことを述べますが、これまでツラツラとお伝えした内容から、販促というものはやはりタダではありません。すべては陰陽問わず本来は販売促進費用となるのです。

 

そこで、値下げとは何でしょう。それは継続的に下がったままいくことです。

 

1,000円の定食を900円で販売することにした。

→これ値下げ。

 

1,000円の定食だが前回お渡しした10%割引券で販売した

→これ値引き。

 

1,000円の定食と300円の小鉢を販売したが小鉢無料券があったので、合計1,300円を1,000円でお会計となった。

→これは値引きです。でも、この小鉢が普段のメニューにないもので、つまり値段が無いものであれば、これはノベルティとして問題ありません。逆に店舗特製のキーホルダーをレジ前で300円で売っていても、それが特典景品ならノベルティとなります。

 

値引きとは上代(もともとの値段)がちゃんとあって、条件が付されなければその金額で取引されるもの。値下げとは、上代を下げるもの。おまけは上代に影響されないもの。

 

値下げによって上がった理論原価は決して下がりません。

値引きはその売り方(原価率の低いものを押し出す、業者にそのキャンペーンにおける商材の協賛を求める、商品の回転率を大幅に押し上げ利益額を確保する等々)によってその効果が抜群に上がります。そのためには数打ってデータを取るしかないのです。だからデータを取ることが苦じゃない人が有利なのですね、この世界では。そして強者だからこの戦略が打てるのです。ランチェスター戦略強者の第2法則『同じ武器を持って、兵士数の二乗で戦えばいい』ってやつです笑

同じ武器ってところは、ぶっ飛ぶような奇想天外な販促でなくてもOK、兵士ってのはもちろん数もそうですが、その能力と解釈してもOKってな感じです。

 

500円の丼を利用するたびに100円の割引券をもらう。ある日、あ、今日は持ってくるの忘れた。でも食べたいから行こう。っていうなら相当のリピーターですが、まぁこの割引券の本質からすれば、あ、今日はやめとこう、なんか500円払ったら損だ!ってなるでしょうね。これはもはや実質的に400円の丼と認識されてしまい、500円が上代だと思われていないということです。私なんかへそ曲がりなので、この丼の原価はおそらく400円設定でやってるだろうから、相当先物買い叩きがあるのだろうと思ってしまいます。つまり値引きという名目の値下げと化しているのです。

 

お得感を顧客のハートに刻むなら、上代販売をしっかり植え付けてから然して後、どうだ!とやるツンデレがよろしいかとおもいます笑

 

業績が下がってからの値引きも安定しているときの値引きも、値引きは値引き!

 

しかし、業績が下がってからの値引きは最後のポイズンで、しかも劇薬なのです。用法用量を正しく守ってやってもらわないと、副作用が半端ないのであります。

一方、力があるうちにその戦術開拓のための販促は、その市場競合に対しての抑止力にもなりうるということです。

 

最後になりますが、私、ほとんどマクドナルドには行かないのですが、マックナゲット15ピース限定販売の時はヘビーユーザーになります笑

2日に1回、長くても3日に1回は行きますが、その際はあれもこれもとつい買っちゃう笑

普段もマックの前を通るとつい目がいくし、友達がマックに誘ってきても全然平気でついていきます。ナゲットキャンペーンの裏では必ず新作抱かせて販売しますからね。

 

相当割引キャンペーンをやりまくっている印象のマクドナルド、実は2023の連結決算において、FC含む全店売上高も営業利益も過去最高、値上げの底上げで客単価も上昇…お店をよく見ると、たいして割引やって無いんですよ。アプリにて割引していますが、その分(おそらくレーバーとフードロス)が相殺されている気がします。

 

本当にネットが闊歩!

 

私のような古い人間には、本当に新時代!!笑笑

 

勉強させてもらっています!

 

ひとつ言えることは…攻め方は変わっても攻める対象は変わらないってこと…その時その状況に応じて変化を求められるのは、お客様も企業も一緒ってことですね。

 

今日はここまで👌