本日は豪華２本立て笑
ま、自分で言うなって突っ込まれそうですが。
表題の「予算」と「目標」って使い分けてますか。
使い分け？そんなの要らない、意味が通じればいいでしょう…
なんてお感じかもしれませんが、逆に使い分けできる人から視たら大きな差であり、表現次第では損得生まれます。特に時間。
予算って、簡単に言えば確定的な数値側面が非常に強い。
逆に目標ってのは数値だったり想いだったり非数値側面もガンガン紛れてきます。
ん～～例えるなら…
予め算するって書く予算と標を目すると書くところでもう違いますね。
ではここで、あなたが１０００万の予算で新店舗の立ち上げを命じられたとしましょう。
予算はすでに計画されている数値なので上回ることは許されがたいところです。綿密な試算の基に決定された金額。ところが、できるならさらに１割削減（９００万）で抑えていくよう頑張ってくれたらありがたい！そうすればパッケージとして安定した事業になる…なんて社長から大きな期待を受けた。はい、これ目標です。安定したパッケージ化って目的が背中にあります。また９００万を上回っても、予算内ではある。体制に大きな影響は出ない。一方予算を大幅に上回った場合、その運営上の計画さえ影響されかねません。
これ、結構よくあることですね。
新規店舗オープンに対して、ハードの部分（店舗設備等）を例えば総合設計事務所や総合建築企業に予算厳守で丸投げしちゃう（一括発注：設計施工管理含）なんてやりますが、この場合その受注業者があれこれ予算組んで、受注利益と発注者満足を得る施工との狭間で頑張ってくれるわけです。一方、土地取得から始まり建築、厨房等設備建築等をそれぞれの業者と自社が各自打ち合わせ発注する（分離発注：慣れたパッケージだとやりたがります。勝手知ったから笑。設計管理のみ負わせたりするかな。ここはケースバイケース）場合、もう目標前に予算ありきってパターンよく見ますね。
目標ってね、目的達成の手段っていうかそのプロセスの明確な指標として捉えるのですよ。だから、予算にとっての目標もあれば目的にとっての目標もある。よく聞く売上目標ってのはそもそも来期の運営上（本部などは企業全体）の予算策定が背中に無きゃ、ただのエイエイオーでしかないですもんね。
しかし、予算ってのは基本２つあっちゃよろしくない。基本的に必達であり目的に近い目標っていうのかな、そんなイメージです。予算は明確であるから故にその実質的な差異の出現に対応する目的や目標が随時派生するのです。予算がある程度曖昧でも許されるのは、新規事業に覚悟決めて投資を決めた勘ピューターの使い手でありその企業の責任を一手に背負う代表とそのブレーンだけでしょうね。逆を言えば、予算の精度を高められない中間管理職は頼りないです。
また、業者との折衝も同じ。
目標６００万で建物建築して！と依頼したら、いろいろな提案をされて実質６６０万になっちゃうけどすごくクオリティーの高いデザインになるとしましょう。一括発注ならそもそも受注側が他の部分で節約するなり利益削るなりして頑張ってくれたり、それでもってときはこちらも背中にある予備費つかって補填するなり（そもそもその６００万もかなり削減されていたりとかね）して先に進めます。分離発注だと他で儲けてって言いずらいこともあるのでそこはねっちっこく交渉したり笑。
でも、最初から予算６００万で建築！となったら、そもそも６００万でどこまでやれるかを提案してこない業者はちょっとアテにしずらい。しっかり満足できるよう努力した提案の後に、あと６０万なんとか都合してくれたらこんなオプションデザインもできるんだ的な誘導が予算における交渉には有効かつ効率的な時間となるんですね。
つまり、予算を伝えてあるのにお構いなしとあれこれ提案してくる業者は単純に時間のロスってことにもなり兼ねないんです。大手なんかはもうね、パッケージ化された案件なんかで動き出してからあれこれ言って（提案して）くる業者、次は無いなんてよくありますもんね、シビアでございます笑。
目標ってのはその先に目的があって、その目的が数値的か非数値的かによって目標そのものの立ち位置が変わります、逆におおよそ予算ってのは動かざるごと山の如しってくらいシビアであるほど次の行動が取りやすいです。
人財の教育ってのは予算より目的に反映する目標の意識が大きく影響します。この場合非数値的側面を徹底的に磨き追及しますね。目的と目標と予算の相関がフワフワしてたらとても事業を任せておけませんから。
予算、目標、目的…しっかり使い分けていきたいものです。
本日はここまで😄👍
