気分は常々(じょうじょう)

晴れても雨でも今日はやっぱり素晴らしい!考え方ひとつで気分は常に上々!

経験とデータ…😦😏😄

とある業界のとあるプロデューサーの書籍かはたまたドキュメント(情熱大陸系?)か忘れましたが、その方が重視することは『経験に基づいたデータ』ってところだそうで…。

 

まぁ、そうね。聞こえはカッコいいやね。しかし、私は苦笑してしまいました。要するに経験則ね!って笑

 

経験がデータにはなり得ます。しかし、データは経験だけではありません。データって大きな枠のひとつに経験することにより残るデータは存在するので、確かに「経験に基づくデータ」ってのもそりゃあるでしょう。でもね、それを声高々におっしゃっていたことに、この上なく違和感を覚えました。要するに、経験重視の施策を打っているだけとも受け取れますよね、この話。もっと雑に言えば結果論でやってますとも聞こえます。

 

デジタルに言えばデータを直接経験則と変化させるのは、データ科学(データサイエンス)という概念が無い時代の最善の手法でした。しかし、現代においてはデータも科学される時代…このインタビューにおいては、「古いやり方ですが泥臭くやってます!」って言ってくれたほうがなんぼか敬いながら読む(視る)ことができたなぁ。

 

経験則から先を読むのはとても確実性が高いですよ。でも変化には弱いのです。これはパターンというデータの集積しかありませんから。新しい変化には脆い。コロナ禍(新しい変化)は、どの業界においても同一に、身動きとれなくなった企業と新たに動き出した企業がはっきり分かれました。ここには経験則寄りかそうでなかったかがとても繊細に影響されています。新しい攻め方した企業(ビジネス)って、似たようなものは昔からあったけど状況に合わせて即座に変化させてありますものね。経験則寄りだと上手くいかないという結論が出やすくなります。昔やって今衰退した手数に魅力を感じられない為です。そこにビジネスチャンスが埋もれてるかもしれないのに、経験則すら使い方を違えることもある。

 

さて、経験の活かし方はデータ(トレンド)から判断しなければならない時の最終決断する際(勘にも似た)臭いを探るのに適しますね。さらには一言に経験といっても、成功と失敗をそれぞれ経験したほうが、最終的にブレない覚悟を得られやすいと思えます。

 

データ全般は、経験による最終判断の重要な後ろ盾ですから、迷わない程度が条件で多いに越したことはありませんね。

 

今時の頭の切れる若い学者に、落合陽一さんとか古市憲寿さんとかいますよね。ちょっと私のようなおじさんにはどこかとっつきにくいところもありますが、何せ彼らは妥協しない発言や表現が気持ち良いと思っています。

 

落合陽一さんが、ワイドショーか何かで、緊急事態宣言と経済の関係についてだったかな、町のインタビューだけを見せられて「どう思いますか」と聞かれた時に、「どうって?データも何もないのに答えられないよ」とおっしゃり、周りのコメンテーターが忖度とばかりに「いや、どう思ったか気持ちだけ聞かせてくれればいいんだよ」とまるで子供扱いした時のこと…。

 

「いや、いい大人が町のインタビューに感化されて、聞こえの良いこと言っとけばいいみたいなことに付き合ってるほど私は暇じゃないんですよ。これ(インタビュー動画)だけ見て、よく無責任にあれがいいこれがいいと言えるもんですね。だから真剣に対応したい若者がテレビ離れを起こすんだ!僕は絶対答えられない」

(空気がピンと張りつめて間もなくCM)

 

痛快でした笑笑笑

彼のお父さんは落合信彦さん。なるほど、血は濃いですね笑

 

わからないことはわからない!明確なことは自信をもって!明確の後ろ盾はデータ!

 

って彼の情報学博士としての揺るぎない姿勢を見ました。周りの大人の方がよっぽど経験則(こういうときはこう言って…っと!)に侵されていましたよ。

 

彼のオードリータンとのWebトークはもう私には何を話し合ってるのかよくわからないとこもありましたが笑笑

頭の良いフリは私にはできません笑

 

そしてもうお一方、古市憲寿さんはやはり何かのワイドショー?か何かでの一幕、こちらもあるアンケートデータの批評を求められた際に…

「アンケートはあてになりません。アンケートって仕組み自体がデータの裏づけとしては偏りが強いですから。だって、アンケートに答えようという気持ちになったという集合体の中でのデータ蓄積になっちゃうじゃないですか。公平じゃないですよね、データとしては」

(やはり周りは予想外のコメントで空気はシーンとなり笑)

 

なるほどねぇ。角度変えればそういうことになるのか…。と感心しました。

 

どことなく屁理屈捏ねられた気持ちにもなりがちな2人ですが、言ってることは理にかなっていますね。

 

それとこの2人の類似点は、とにかく質問が多いです。

 

「え?なんでそう思うんですか?なんでそう言ったんですか?」って、必ず何かひっぱりだそうとします。

 

 

話を戻しますが、とにかくなんでもかんでもデータってのもつまずきますが、その辺は経験則と相談していけばいいんです。でも、経験則頼りは高確率で変化に倒されます。その辺の理屈を背景に、よく今のコロナ禍におけるビジネスシーンでの表現を眺めておきましょう。

 

今日はここまで😄👍