ラーメン店の6割超が開業3年以内に閉店…「おいしいのに倒産」稲盛和夫が考える問題点とは?(ダイヤモンド・オンライン) https://news.yahoo.co.jp/articles/92dac4e8b085a6bc345d552223c450981e2c25f5
正当なエビデンスは無いが、なんとなくとか明らかにとか、そんな感じがするってところで肌感と表現するときがありますね。
最近ちょくちょく耳にし、私も使い勝手がいいので使わせていただくことがあります。
先に申し上げますが、この肌感っていう感覚はとても大切です。もはや企画屋にとっちゃこの肌感をお金に変えているようなもので、とても蔑ろにするものではないと断言しておきます。
しかし、この数字にし難いものだけでは経営は成り立ちません。
確実に必要なのは、数字との折り合いなのであって、数字だけが綺麗でもこれまた危険なのであります。
こう感じるから確認してみる…その確認には数字が必要だし、この数字を挙げたのは何が基となるのか…は肌感が導いてくれるってことでありましょう。
例えばコスト削減にしても、やりやすいモノから取り組むのか、または額(率)が大きいものから取り組むのか…そこの判断は肌感でわかるでしょ?
小さな店のわずかな経費の削減で運営視点を大幅にブレを起こされるより、売上アップに注力したほうが利益は上がりやすく経費も勝手に圧縮傾向と変わります。
大きな店の売上アップはそれなりにこれまた臨時経費がかさむ可能性があり、そこを回避して素直にコストカットにアンテナ向けたほうがいいこともありますよね。
数字と肌感のバランスとは、つまり折り合いとも言えます。
全てをカチカチに管理することは、元来しななければならない主業務をおろそかにしかねないのです。
でも経費削減と言われると、とりあえず聞こえの良い…電気、ガス、水道の費用を抑えようとしますが、そもそもそれらに無駄がないように日頃から気をつけるのは基本的業務であって、かつそうそう目に見える差の削減なんて出ませんよ。出たなら普段かなり大きな無駄をしていたというだけのことです。
削減できました!とニコニコ報告してくる者は、普段かなりの無駄をしてやってきました!と言っているようなものです。
本当のコストカットとは、製品やオペレーションやサービス、または仕組みやガバナンスなどの隠れた無駄が無いかを見直すことであって、良く聞く大企業のコストカットとはそういうことを中心にやっているのです。そして、それらは中長期的に必ず良い結果をノウハウとしても表れてくる…その付加価値として実質的なランニングコストの削減もできていくのであります。
売上の精度、経費の精度、利益の精度…この辺がしっかりしていないと企業は減退します。
これ、間違いない!
店舗管理者の人は、企業の衰退話としてではなく、店舗の衰退話と捉え、今一度自分の足元を見直していきましょう!
今日はここまで😁👍