奥歯にモノが挟まったような言い方なんて言葉がありますね。
どことなく曖昧な言い方で何かを伝えようとする表現ってとこでしょうか。
さて、本当に奥歯に何か挟まったという話から始めます。
管理者がその担当部署(店舗)の月締めの報告があるとしましょう。
よくあるのは会議などで…
今月の売上は○○○円、昨年対比△△△%、来月目標は□□□円(または□□□%)です!
と、自信満々に発表するアレ…。
いや、ダメと言っているわけじゃないんですよ。ただねぇ、その報告のほぼ100%は手元に配られてる資料にすでにプリントされてたりしてね。
それって…私、今、昼休憩とってきまして、今朝弁当作ってきまして、で、報告なんですが、お昼しっかりご飯たべました!
って言ってるようなものだと思っちゃいます。
欲しいのは昨年対比、または目標対比、最低でも、売上額など単体のデータそのもの。それだけ発表したらそのあとはしっかり検証や対処などの発表や報告が大切なんじゃないかなと、ここ20年はずっとこのことにムズムズしてます笑
その売上増減という食事の裏側(奥歯)にある(挟まっている)のは何よ?
実体験として奥歯にモノが挟まるとは、先ず食事が前提にあります。
食事が焼肉なら噛みきれなかった肉のスジが挟まったのかもそれない。
それがもやし野菜炒め定食なら、もやしかもしれない。
または魚定食なら、小骨が挟まったのかもしれない。
そして、それは歯磨きで取るのか、つまようじでピックアップするのか、ほおっておいて自然に取れるのを待つのか。
何故挟まったのか…よく噛まないからか、そもそもそういう料理(食材)なのか、奥歯に隙間がありモノが挟まりやすく要治療(または治療中)なのか。
その売上の増減は、一時的な市場変化の影響なのか、中長期的な取り組むべき重要な課題が潜んでいる(と観る)のか、実は若干の季節(気候)的変動の範疇なのか。
山ほど提案や考査、発表すべき項目があるにも関わらず、ほとんどの時間をその結果発表に費やしてますね。
ダウンタウンの浜ちゃんばりに「結果発表ぉ~~」って言ってあげたくなる笑
実にもったいない。
特に若干の季節的変動の範疇を実証するなら、なんと言っても年次または四半期ベースの伸長率が1番裏付けに良いです。
数値的側面は苦手と言う管理者は多いですが、非数値的側面(何故売上が増減したか)を証明するのになんら表現できないんじゃその管理者ってどう?
誰でもわかるよう可視化していくことが大切なんだから、やっぱり数値と非数値は両面なんですね。
上場会社とかは総会などで株主にむかって細かい数値発表をしますが、これは広い株主の能力というか理解力に併せているから。
例えば店長会議なら、資料見ればわかることに時間を割くのはほどほどがいいんじゃないかなと思います。
逆にこれから数値を身につける一般職の方(これから上をめざす人など)にはこの細かい流れは必要ですよ、そうやって数値と仲良くなっていくんですから。
管理者に関しては、本来、現状に対しもっとこう対処したい、行動したい、と考えるなら(もはや考えられない、思いつかない、となると別の意味で重症だが笑)、そういう時間に持ち時間を充てたほうがいいと思いますね。
テレワークが浸透しつつある昨今、会議もかなりブラッシュアップしてるそうです。
時間の隙間やだらだらした空気がある会議だと、オンラインにして画像を見ているだけの時間が結構苦痛な人が多いようで、結果サクサクとミーティングが進むんだとか。
なるほどと思います。
それぞれに発言と表現力のブラッシュアップに努めましょう。
ではまた次回😁👍️